雨の日の野営場
先日、友人と山奥の野営場に行ってきました!
今回はアウトドアスキル向上を目指してキャンプ場ではなく、水場もトイレもない「野営場」に行きました。
そして今回の実習(?)は「濡れた薪で焚き火をおこす」です。
市販の薪と違い、落ちている枝は水分を含んでいて燃えにくく、さらに前日の雨によって表面もしっかり湿っていて難易度はさらに上がっており実習にぴったりの状況でした。
そして実習。友人とああでもないこうでもないとやりながら、およそ2時間かけて試行錯誤しわかったことは、「小枝の束に着火させられさえすれば中太の薪や太い薪も燃やせて焚き火をおこせる」ということでした。
焚き火は、火口(最も燃えやすい最初に着火するもの。乾いた木の皮や杉の枯葉など)に着火→火口から小枝の束に火がつく→その上に載せた細い薪に着火→さらに上に載せた中太薪に着火→太い薪に着火と火を育てていきます。
雨の日や薪が湿っている時は「火口から小枝の束に火をつける段階」が最難関で、そこさえクリアすれば後は通常の焚き火とほとんど同じだとわかりました。
火口から湿った小枝の束に火をつけるには、小枝の束に水分が蒸発し発火するのに必要な温度を与え続ける必要があります。つまり長く燃えてくれる火口が重要ということです。
そして、雨の日に長く燃えてくれる火口は自然環境ではまず手に入らない、という結論に至ります。古代の人々は燃えさし(燃え残って中に火を残している太い薪など)を火が完全に消えないように工夫して持ち運んでいたようです。雨の日に着火するにはそういったサポートが不可欠のようです。
現代では市販の着火剤を使うか、釣り師の方たちが着火剤としてよく使っている布ガムテープが有力かなと思います。ガムテープはすぐに燃え切らずちょろちょろと燃えるので、湿った小枝の束を乾かして着火させることができそうです。ガムテープはテントやシートの補修などにも使えて用途が広いので、バックパックに一つ入れておくべきアイテムかもしれません。
今回はクマが出る可能性があったので、愛犬は連れていきませんでした。(犬がクマに吠えてクマに襲われたという事例を見かけたため)
涼しくなってきたので、愛犬も連れてのんびりファミキャンも行きたいな。秋が楽しみです😊