秋のハイキング&ピクニック

歩くのにとても良い季節。先日は近場に歩きに行ってピクニックもしてきました。

種を集めるモップと化します

愛犬はこの時期、種がたくさんくっつきます。帰宅後のブラッシングが大変ですが、愛犬が秋の散策を楽しんでいる様子がよくわかるので伸縮リードで好きに歩かせています。

飼い主は遠い目をしていますがピクニックを楽しんでいます

ちょっとしたピクニックでもふだんアウトドアで使っているバーナーが活躍します。温かいカップラーメンが美味しい季節です。

 

そして、もう晩秋ですね。冬の演奏シーズンがまた近づいてきました。エネルギーをいっぱい出さなければならないので、それ以外の時間はなるべく静かに、穏やかに過ごそうと努めています。

のんびり歩くハイキングはそんな自分にとって適度な運動と心の潤いにもなって一石二鳥。冬のハイキングをどうしようか、防寒など装備を考え直してみようか、などと思いつつ、演奏がんばっていきたいです!

「子どもたちの四季」温かくて優しくて美しい本

娘の幼稚園の主任先生がぼくにと本を貸してくださった。先生のおすすめ本とのこと。ありがたく拝読させていただきました。

ぼくは地域の子供たちに向けて演奏したり、無料子どもギター塾のようなものをやらせていただいてもいるが、教育者でもなんでもなくただ辺境でギターをやっているだけの人間である。子供が生まれて「教育」とか「発達」などのワードにアンテナが高まるようになったにすぎない。

そんなぼくにとっては、幼い子供の世界はまったくのカルチャーショックであった。なんというか「生きている世界が違う」。その世界観の違いに戸惑う新米ママ&パパさんも多いのではないだろうか、などと思う。少なくともぼくはそうだった。

紹介させていただく「子どもたちの四季」は、幼稚園の先生が温かくまた感性豊かに子供たちに寄り添いながら、四季折々の園での生活などについて書かれたもの。読んでいるあいだ、ぼくは温かくて優しくて美しい情景をずっと感じていた。オトナの世界の住人であるぼくにとっては、幼い子供たちの住んでいる世界を垣間見させてくれる本であった。

 

子どもたちの四季 宮里暁美(著)主婦の友社

幼い子供を育てるぼくのような親は、どんな風に日々の時間を過ごしているだろう。四季の変化を感じているだろうか。子供が感じている風や匂いに自分の意識を向けられる余裕はあるだろうか。少なくともぼくは、時間や規則、人との関係などに追われてしまって、その感性を忘れてしまうときが多いように思う。そんなぼくに対して子供は「あれっ?」と思うときがけっこうあるのかもしれない。生きている世界が違うとはまさにこのことである。

 

ーーーぼくが感じたカルチャーショックについて、「なんでだろう?」と父親になったばかりの頃に考えたことがある。その疑問に一つの答えが出たのは、子犬を迎えてからであった。子犬の成長を見ていると、娘の成長と重なるような部分も多かった。そして「なるほど、子供や犬は自然なんだな」と気づかされた。考えてみれば当たり前なのだが、彼らは大人の社会の住人ではなく、自然が設定した摂理のようなものに属している。ぼく自身が大人の社会にどっぷり浸っていたせいで、ぼくは自分の側から対象を見ることしかできていなかった。むしろ彼らの世界が本来ヒトがいた世界なのかもしれないのに。

ヒトは社会を築いてから、自然の世界を大人になっていくにつれて分離するようになってしまったのかもしれない。ぼくにとって子供や犬は、本来いた世界を垣間見させてくれるありがたい存在である。

ギター演奏「風笛」

楽器の発表会などでよく耳にする「風笛」。ギターで弾いてみました!

「風笛 ソロギター」などで検索すると「way back home」でもお世話になったkattinさんのアレンジが!ありがたく演奏をコピーさせていただき、音を足したり引いたりして数日間いろいろと試行錯誤。そして、そろそろいけるかな?と感じたので動画撮影。動画撮影は必ず下振れするのでもう諦めてミスを気にせずに投稿しています。

今回はギターブログらしく、どんなことを考え、また意識して弾いているか書いてみようと思います。(動画でミスを連発しているので恐縮ですが、、)

 

・曲力が高いのでだいたい良い感じになります

前提として曲の完成度や力がものすごいので、ふつうに弾けば良い感じになると思っています。自分で弾いていて自分自身が癒されてしまうほどの曲力!すごいです。

しかし「ふつうに弾く」というのがなかなか難しいもの。以下は気をつけたいと感じたポイントです。

 

・音を流していく

曲に浸ってしまい音を流すのを忘れないように気をつけた方が良さそうだ、と感じました。感じたままに気持ちよく弾こうとすると、客観的に聴くとずいぶんタメたりもっさりさせたりしているな、と感じられてしまうかもしれません。

また流していくことに関連しますが、演奏が臭くならないように自分が弾きたい感じよりも少しあっさりめに弾くように気をつけました。

流れの緩急みたいなものも計算しておくと良さそうです。

 

・発音、発音、そして発音

楽器は発音が特に大切だと感じています。「風笛」のようなテンポ感で音数も少ないアレンジであれば特に目立ちます。

発音はギターの場合おおざっぱに言えば、押さえて鳴らすタイミング。良い楽器はその発音をカバーしてくれます。良い発音については良い楽器を弾いてみてその発音をイメージして練習すると良いかなと思っています。

 

・雑音を消します

発音に対して消音です。ギターはとにかく雑音が鳴る楽器。鳴らすべき弦以外の弦は左手と右手の余っている指を駆使して常に消音(ミュート)する、くらいで弾いてちょうど良い感じです。(まれに左手を一瞬パッと指板に触れさせているのは、基本的には指が足らずミュート不可能なタイミングなんだけど音楽的にやっぱりミュートしたいんだよ!という時に苦肉の策でやっています)

動画ではミュートをミスしているところもばっちり撮れていますので、ミュートしないとこうなるという参考になるかと思います、、。

 

・音の長さを管理!

ミュートとも関係しますが、ギターの開放弦はミュートしない限り鳴りっぱなしになってしまいます。ミュートが不可能なときもありますが、出来る限り全ての音に対して「この音はどこまで伸ばすのか」管理するのがポイントです。

ソロギターの場合は特にメロディラインの音の長さとボリュームをしっかりコントロールしなければメロディがベース音とコード音に埋もれてしまうので要注意です。

 

(エフェクトについて)

練習ではエフェクトはかけずに、生音で練習するのがおすすめです。特にリバーブなどのエフェクトは発音をごまかせるので要注意。「風笛」のような曲を弾くときは特にリバーブをかけたくなってしまうと思います。私もリバーブがあればなぁとよく思いますが、ストイックに生音で練習し投稿するようにしています。

youtubesnsなどで投稿されているギター動画はほとんどエフェクトがかかっていますが、それは動画としてのクオリティを上げるためだろうと思っています。ライブやレコーディングも然りですね。)

 

「風笛」は楽器をやっている人が弾きたくなる気持ちがよくわかる曲でした。私はギターは伴奏楽器という認識なので、やはり旋律楽器と演奏したいですね。(ソロギターは難しすぎて人智を超えている領域に感じてます笑)ヴァイオリンとのデュオで弾けるようにしていきたいです!

育て方から考える絶対音感の話

たまには音楽の話を書こうと思う。音感について、自分の経験や知っていることなどをまとめます。

 

楽器をやる上で、得意な部分と苦手な部分は誰にでもある。ぼくは音感に苦手意識を持ってきた。そしてリズムをよく褒められた。だからリズムを出来る限り伸ばし、音感は「人並みまでは高めたい」と考えてきた。

苦手だからこそ音感についてよく考えてきた面はあると思う。トレーニングも積んだが、もともと音感が得意な人にはとうていかなわない。悔しい思いもあるが、自分の得意を伸ばすことでカバーしようとしてきた。

そんな経験もあり、自分の娘が絶対音感を持っているとわかった時は「俺の娘が音感が良いとは、、」とけっこう驚かされた。そして「本当は自分も音感が苦手なわけではなかったのでは?」と勘繰った。

 

そもそも絶対音感とはどういうことだろう?(以下Wikipediaから引用させていただきます。)

絶対音感(ぜったいおんかん、英語:Absolute pitch)は、ある音(純音および楽音)を単独に聴いたときに、その音の高さ(音高)を絶対的に認識する能力である。記憶に基づいてその音を楽器を使ってもしくは音楽学用語で示すことで、この能力を有することが示される。

楽器をやっていると「私は絶対音感です」という人によく出会うから、そこまでありがたみを感じなくなってしまうが、絶対音感が何に役立つかと言うと、

絶対音感保持者は、次のようなことをする際にも、絶対音感を保持しない人より容易にできる。

  • 耳で知っているだけの曲を楽譜なしで正確に楽器で再現する。
  • 早く12音音楽や無調音楽などのソルフェージュができる。
  • 無調の聴音で一個ぐらいずれても、すぐに途中から正しい音高に持っていく。

曲を聴いて楽譜なしで演奏することはポピュラーの楽器ではよくあることだと思う。ギターでも「耳コピ」とよく言うが、絶対音感がなくともそれはできる。しかし、絶対音感がある人は圧倒的に早く耳コピが出来るので便利である。

そして楽器を習得していく上でもっとも便利なのが以下の点だと思う。

絶対音感を身につけると、音楽を学んだり楽器を演奏したりする際に有利であると言われる。たとえばピアノのような演奏すべき音符が絶対的に多い楽器では、絶対音感があると曲に習熟すると同時に暗譜が成立し、しかも音が頭の中に入っていればキーを見失うことなく反射的に正確に打鍵できるので、技術的に非常に有利である[6]。

このように暗譜が自然となされることは、同時に何曲も取り掛かることが出来て上達の効率がとても良い。

 

ここまで絶対音感を持ちあげてきてしまったが、ぼく自身は是が非でも娘に絶対音感を身に着かせたいとは思っていなかった。絶対音感にはそれなりに不便な点もあり、楽器をやる上で必須ではないと考えているからだ。

そもそも音感が苦手なぼくは、「子供には少なくとも音感に対する苦手意識だけは持ってほしくないな」とだけ考えていた。それは子供との接し方、態度などの「育て方」に通じるテーマで、ぼくは絶対音感などどうでもよく、「育て方」にフォーカスしてきたにすぎないのである。

 

ーーー「育て方」に関して、わが子の歌に対して「音痴」とか「音が合っていない」とか、「○○は歌が下手だな」とか、悪気はなくともぽろっと言ってしまいそうになる時はないでしょうか?

この長い記事でぼくが書きたいことはただ一つ、この点である。

音感に限らず、他の様々な能力について、子供にとって親からの否定の言葉は、厳しい書き方をすれば「呪い」のようになってしまうことがある。

例えば、3歳の子供が楽しそうに歌を歌っている。しかしどう聴いても音が合っていない。その時、絶対に「音痴」や「歌が下手」などと言ってはいけない。その言葉は子供の中に生涯残り、本来は音感が苦手ではなかったはずの子供が本当に音感が苦手になってしまう。

子供への言葉かけは細心の注意を払うべきものだ。特に幼児期はその後、その人の無意識となるような心の芯の部分が作られる時期。その無意識の基盤に生涯その子はコントロールされると言っても過言ではないように思う。

大人は自分で何かを選択しているように思っていることが多いが、実際は「自身の無意識によってそう選択するようにコントロールされている」とも言える。同じ物事に対したときにどう感じるかが人それぞれであるように、無意識が人生に及ぼす影響は本当に大きい。

 

幼児の歌については、特に発声の機能が十分に発達しておらず音痴に聞こえてしまう場合が多いようにぼくは思っている。発達には個人差が当然あって、同じ3歳でも良い音程で歌える子と、音程をちゃんと発音できない子がいる。それは聴覚や声帯などの身体的な発達の個人差にすぎない。

だから、子供の歌の音が合っていなくても、「○○は良い声で歌えてるね」とか、「元気いっぱいで楽しくなるよ」とか、ポジティブな言葉かけをして、子供の発達を大らかな気持ちで待ってあげることが大切だと思う。

そうやって苦手意識を持たずにいつも気分よく歌っている子は、歌うことで自然に音感を鍛えていく。そしてピアノなどの楽器に触れて正確な音程を体感すれば、それを思い出すかのように家でもどこでもよく歌い音程を身に着けていく。その繰り返しが結果的に音感の良さや、絶対音感の獲得に繋がることもあるのだと子育ての経験からぼくは考えている。

 

長々と書いてしまいましたが、娘も小さい頃は歌の音が合っていないことが多かったです。その時に、つい「音が合っていないよ」などと指摘したくなってしまった経験がぼくにも妻にもあります。その時に上記のようなことを考えて指摘する言葉を飲み込むことができて良かったと思っています。そんな経験からこのような記事を書きました。

音感が良い人にとっては世の中は音楽に溢れていて、頭の中にも常に音楽があり、音楽や楽器との距離がとても近いのだろうとぼくは思います。感じている世界が違うのでしょうね。"音感が苦手な"ぼくは羨ましくて仕方ありません😅

雨の日の野営場

先日、友人と山奥の野営場に行ってきました!

何の設備もない「野営場」

今回はアウトドアスキル向上を目指してキャンプ場ではなく、水場もトイレもない「野営場」に行きました。

そして今回の実習(?)は「濡れた薪で焚き火をおこす」です。

市販の薪と違い、落ちている枝は水分を含んでいて燃えにくく、さらに前日の雨によって表面もしっかり湿っていて難易度はさらに上がっており実習にぴったりの状況でした。

まずは拾った枝の長さを整え、太さごとに分けます

そして実習。友人とああでもないこうでもないとやりながら、およそ2時間かけて試行錯誤しわかったことは、「小枝の束に着火させられさえすれば中太の薪や太い薪も燃やせて焚き火をおこせる」ということでした。

焚き火は、火口(最も燃えやすい最初に着火するもの。乾いた木の皮や杉の枯葉など)に着火→火口から小枝の束に火がつく→その上に載せた細い薪に着火→さらに上に載せた中太薪に着火→太い薪に着火と火を育てていきます。

雨の日や薪が湿っている時は「火口から小枝の束に火をつける段階」が最難関で、そこさえクリアすれば後は通常の焚き火とほとんど同じだとわかりました。

 

火口から湿った小枝の束に火をつけるには、小枝の束に水分が蒸発し発火するのに必要な温度を与え続ける必要があります。つまり長く燃えてくれる火口が重要ということです。

そして、雨の日に長く燃えてくれる火口は自然環境ではまず手に入らない、という結論に至ります。古代の人々は燃えさし(燃え残って中に火を残している太い薪など)を火が完全に消えないように工夫して持ち運んでいたようです。雨の日に着火するにはそういったサポートが不可欠のようです。

現代では市販の着火剤を使うか、釣り師の方たちが着火剤としてよく使っている布ガムテープが有力かなと思います。ガムテープはすぐに燃え切らずちょろちょろと燃えるので、湿った小枝の束を乾かして着火させることができそうです。ガムテープはテントやシートの補修などにも使えて用途が広いので、バックパックに一つ入れておくべきアイテムかもしれません。

沢があったので次は釣りもしたいです

今回はクマが出る可能性があったので、愛犬は連れていきませんでした。(犬がクマに吠えてクマに襲われたという事例を見かけたため)

夏のBBQのとき

涼しくなってきたので、愛犬も連れてのんびりファミキャンも行きたいな。秋が楽しみです😊